先日、また仕事で長崎に行きました。もう7回目くらいかな。
今回は、爆心地の近くのホテルに泊まったので、ぜひ原爆資料館を見学したかったんだけど、時間が合わなくて断念。自由時間は夜しかないもんな。
最終日も仕事が終わったのは夕方。このまま帰るのはもったいないなぁ、と思いながら観光地図を眺めていたら、長崎駅の近くに
日本二十六聖人殉教地があったので、足を伸ばしてみることにしました。
急な坂道を登ってたどりつくと、そこは長崎の町を一望できる小高い丘でした。二十六聖人のレリーフのそばには殉教にいたるいきさつが書かれていました。殉教した人々、その道行を見守った人々の気持ちを思いつつ、缶コーヒーを飲みながら、ちょっとのんびり。
そばには殉教を記念する聖フィリッポ教会もありました。サグラダ・ファミリアのミニチュア版のようなデザインの建物で、妙に陽気な雰囲気を漂わせているのが面白かった。
日も暮れかかってきたし、そろそろ駅に向かおうか、と思いながら丘の周囲を見渡していると、そこには体長30m余りの亀に乗った観音様が!携帯電話のカメラをONにして、爆笑しながら接近してみました。

とにかくでかい。
観音様もでかいが亀もでかい。観音様は地上から35mの高さがあるそうな。周囲には同じような高さのマンションがいくつか建っているんだけど、窓を開けるたびに巨大亀と観音様がほほえんでくれる住環境というのは、どうなんだろう?ありがたいような、悲しいような、かなり微妙な部屋だよな。海側なら、美しい長崎の町を眺めながら暮らせるんだけど、どっちの部屋が高いんだろう。機転のきく不動産屋なら「毎朝、観音様のお姿が拝めるスピリチュアルなお部屋!信心深いアナタにぴったり!」みたいなコピーをチラシに書いたりしそうだな。
旧約聖書にも、モーセがシナイ山で十戒をいただいているときに、ふもとでは民衆が金の子牛像を作ってお祭騒ぎ、というシーンがあるけど、やっぱ像があるとお祭も盛り上がるよな。わたしも主イエスや聖母の像には心を動かされてしまうし、その気持ちはよくわかります。
ん〜、でも、この巨大亀と観音像は、さすがにちょっとスベってるような気がしました。大きすぎるから妙なのか、亀に乗っているのがヘンなのか。いや、人には届かぬ天上の存在を、地上の偶像に写し取ろうという人の行いそのものが、この滑稽さの源なんじゃないかな、